企業FBページは時代遅れ?

Facebookは企業が手軽に情報を発信していく場として、Twitterと並んで人気となっています。ユーザーとリアルタイムでのやり取りが発生し、炎上のおそれも高いTwitterと比べ、落ち着いたコミュニケーションのとれるFacebookページは幅広く使用されるようになっています。

その一方で、昨今のFacebook人気の低下や、セキュリティ問題によるユーザー離れ、FBユーザーの高齢化によって、その効果は疑問視されてきています。

オーガニックリーチの低下

企業人気低下の一因として、オーガニックリーチの低下があげられます。Facebookは度重なるアルゴリズムの変更により、かつてはオーガニック投稿がバズるということもあったところを、広告を優先するとともに、友人の投稿をタイムライン上位に表示させることで公式ページのリーチが届きにくい環境となってきています。これによって、広告予算を確保せずに公式ページ運用をしていた企業にとっては、Facebookページは費用対効果の出にくいチャネルとなっています。

インフラとしての役割

一方で、Facebookの普及度は非常に高く、MAUも2018年9月現在で56%前後をキープしています。積極的に発信はしていなくても、ニュースや友人の動向を知るためにアプリは入れておいて、見るだけのユーザーが多くいると思われます。ソーシャルログインにも多く使われるIDとなっているので、様々なチャネルで使用するためのインフラとしての役割を担ってきていると見ることもできます。

逆風の吹くFacebookですが、ユーザーは一定層あり、比較的シニアなユーザーにリーチ出来るチャネルとして継続的に活用することは大いに意味があるものと思われます。